松山・内子・道後温泉の旅 (2003/9/4 〜 9/6)


文責:エマ




 今回の旅は羽田から空路松山入りの予定。1時間前には空港に着くつもりでいたのに、目が覚めたら家を出る予定の時間!
 慌てて準備して家を出て、なんとか出発30分前に到着。チェックインして搭乗手続きをして、搭乗口に向かうも、中に入ったらそこは「外」! バスで飛行機が停まっているところまで行くわけですね〜。結構長く乗ったような気がするけど、これなら1人だけ乗り遅れるということはなくてすむなぁ、などと不届きなことを思ったり(^^;;

 羽田は雨降りだったけど、松山に着いたら外は快晴! これなら晴雨兼用の折り畳みを持ってくるべきだったかな(帽子はあるんだけどね)。空港バスで市内中心部を経由して、宿をとってる道後温泉に向かう。40分くらいで到着し、宿に荷物を預けて街へ繰り出す。

 ここで、友人のMちゃんと待ち合わせて、市内を案内してもらうことになっている。Mちゃんは仕事が早番と遅番が入っているので、使える時間は4時間。さて、どこに行こうか?

◆松山城◆
松山城 というわけで向かった先は『松山城』。全体が公園になっていて、ロープウェーで中腹まで行き、そこからは“お城山”を歩いて登る。もとが城なわけで、当然登り易いようにはできていない。汗だくになりながら、途中で休憩を挟みながらなんとかお城に到着。中は幅も奥行きも狭くて急な階段が続く。天守閣まで登ると、四方が開け放たれ、いい風が通るし景色のいいこと!

 まだ時間があるということで、Mちゃんオススメの、海沿いのカフェへ。コーヒーを飲みながらも話は尽きず。夕暮れにはまだ早い、でもMちゃんの自由時間ももうすぐ終わり。Mちゃんオススメの「夕日」には早いけど、記念に1枚。

 Mちゃんに宿まで送ってもらい(アリガトウ!)ここでお別れ。明日も時間ができたら会えるといいね。

 改めて宿に入る。いつもの旅がビジネスホテルのベッドルームで、温泉まで来てそれでは味気ないので今回は『和室に泊まる』ことも希望のひとつだった。低い予算でも念願かなって和室なんだけど、うーん、ここは「ホテル」という名の「民宿」ですなぁ(^^;;;;;;; きれいで明るいのは宿の表玄関だけで、中は暗い。部屋の入り口の戸は中央に窓がついてて内側からの鍵がボタン式という、昔懐かしいタイプ。子どもの頃住んでた家のお手洗いがこうだったかも(^^;;;

 とりあえず汗を流したいので温泉に入ろうとお風呂場に行ったら、全部電気が消してある。う、24時間入れるという話だったけど?? 省エネということか? 中も暗めだけど、水で埋めてない源泉100%とのことで、やわらかいお湯。じっくり温まって、あとは部屋でのんびり。

 備え付けの非常口配置図を見ると、この部屋はほかの多くの部屋と違ってお手洗いが部屋についている。中を見てみると角に、下付きのつまみをひねると水が出る、昔懐かしい小さい手洗い場がついているんだけど、なぜかそこに“ボロボロのぞうきん”がかけてあるんだ(爆)。よっぽど宿の人に言おうと思ったのだけど、まず意味を考えてしまう私(^^;; 「これは、手洗いの外にある洗面台を使ってね、というメッセージかも」と考え、とりあえずそのままにしておいた(スポンジが置いてあるくらいならどかして使っちゃうだろうけど)。トイレ自体が壊れているわけではなかった模様(^^;;;; 

 しかし、その洗面台に置いてあるせっけん箱のせっけんがまた、かなり使いこんでカケラのようだし、プラスチックのマグらしきものが伏せて置いてあるんだけど、よく見ると横にスジが入ってて。こりゃ「計量カップ」ですなー(泣笑)。ここまでくると、もう、面白くなってきたぞ(爆)。

 さて、翌朝。朝食だけつけていたんだけど、食堂がまた暗いこと(^^;;;;; 壁中に名物の『姫だるま』ほか物が置いてあって、部屋の隅のほうにも使わないイスやダンボールの空箱が積んである。気分としては、宿というより田舎の親戚の家の離れに寝泊りしてる感覚だな。
 肝心の食事そのものは、まぁ、たいしておいしいとは…(爆)。

 さて、今日はどうしようかと思っていたのだけど、宿の人の勧めもあって内子へ行ってみることに。内子へはSきっぷという往復の自由席特急乗車券が安くて早い。JR松山駅構内には『アンパンマン列車』(笑)。私が乗ったのはそれじゃないけど、20分も乗ると内子に到着。外はメチャクチャ暑い! 駅に置いてあった地図をもらい、まず目指したのは『内子座』。

◆内子座◆
 内子町指定有形文化財である、劇場です。
 奈落の中は照明がなければ真っ暗だったはず。今は見学用に広くしてあるけど、昔は狭くて暗くて、だから“奈落”、てな説明が書いてある。

 でも外から入ってきた身にとっては謂れよりも、その涼しさに、しばらく出たくない気分(笑)。

 内子座の見学を終えると11時30分をちょっとすぎた頃。この近くにあるお店で「鯛めし」を食べるのも内子へ来た目的のひとつ。お昼にはちょっと早いけど、この先の見学スポットは全部そこより先にある。

 というわけで鯛めし♪

 愛媛の鯛めしは、鯛の薄切りとタレと生卵の黄身をご飯と混ぜて食べるものと、いわゆる炊き込みご飯の2種類ある。こちらの店のは前者で、どんぶりに盛ったご飯の上に薄切りの鯛がたれにからまって敷き詰められ、真ん中に卵がぽとり。

 これが! なーんておいしいの〜♪ しかも、昔よく食べた「卵かけご飯」のような懐かしさもあって、よけいにおいしい(卵かけご飯・贅沢版、といったところか?)。付け合せの小鉢の茄子もよいお味。ダテに焼酎や日本酒のボトルキープが並んでるわけじゃない(笑)、お酒と一緒でもこれはおいしいはず。ま、でもこの炎天下にまた出ていくことを考えると呑む気にはなれないや(^^;;;

 気分よく店をあとにして、歩く途中に古いモダンな建築様式の図書館などを目にしつつ、そろそろ…と思いつつも通りすぎそうになったら、そこが目指す3件目だったのでした(笑)。

◆商いと暮らし博物館◆
 明治から続く薬商「佐野薬局」の建物を町が買い取り、博物館として公開しているもの。大正10年頃の商家の暮らしを再現しています。

 

 ご主人と丁稚が商品を勧めております。
 箱に入ってる3本のビンはケチャップだそうで「まぁ、ソースみたいなもんですわ〜」と丁稚小僧が紹介してくれました(笑/芝居仕立てなのね)。

 中に上がって右手には主人夫婦が使う寝室。たたんだ布団が置いてある。その横の部屋に目をやると、人の気配と突然始まる会話。ひっ、ヒトが住んでる??!

 店の主人と知り合いが談笑中。「ところで、お宅のお嬢さん、そろそろ見合いでも…」みたいな会話が展開されております。

 ビビるじゃないか(笑)。人形は入り口だけだと思ってたのに。

 縁側から見るとこんな感じ。これなら安心(笑)。
 坪庭はなかなかよい雰囲気。
この奥にはお手洗いがございます。
 2階へ上がる箱階段を上ると、そこにも人形。ご隠居さんが棋譜を読み、別の部屋では丁稚が暗がりで仕事中。立位置が悪かったのかセリフは聞こえず(現実的でスイマセン^^;;;)。でも、あまり長居したくなかったので追及せず(^^;;;
 階段を降りてきて横の部屋を覗くとそこにも人! 

 丁稚は土間で、主人一家は畳でお食事。写ってないけど右手には、ご隠居のおじいちゃんが座ってます。

 主人は丁稚に仕事のことであれこれ指示を出し、奥さんは娘の味噌汁を持つ手がおぼつかないのを注意し、と、まさに朝の風景の一コマですね〜。

 丁稚の後ろを通り抜けて土間の奥へ行くと、女中さんが茶碗を洗ってる最中。

 「あ〜あ、これが終わっても洗濯はあるし子どものお守りもしないといけないし、疲れるなぁ」
 「でもこれが女中の仕事なんだけどねぇ」「それにしてもこの汚れ、落ちへんなぁ」

 以上、女中ぼやき語録でした(うろおぼえ)。

 さらに奥の土蔵では、若い衆が荷物の整理中。

 「おまえそろそろ薬の名前覚えたか?」「カタカナが多くてなかなか…自分はこの仕事向いてないのかも」

 みたいな、年若い新入りを気遣う頼もしい先輩、といった寸劇が繰り広げられるのでした。

 日用品などが展示され内子の歴史を紹介する土蔵の奥では、企画展を実施中とのこと。そちらも見てみる。

 ちょっと、かなりツボにはまった注意書き(笑)。いい味出てます。

◆町家資料館◆
 これはもっと先のほうにある、内子の典型的な商家を町が無料で見学に解放している場所の、食卓の一コマ(かなり暗かったのでフラッシュ使用。ブレてますが)。でも、さっきのインパクトを体験してしまうと、これくらいではもう、物足りなくなってしまう(笑)。

◆木蝋資料館『上芳我邸』◆
 重要文化財に指定されているこの建物は、櫨蝋で財を築いた商家で、本芳我家から分家された明治27年の建物を資料館にしたもの。 蝋生産を順を追って紹介していて、用具は重要有形民俗文化財に指定されてます。
 土蔵の一部がギャラリーになっていて、この時は一般の方が撮影した内子の夜の風景写真が展示されていました。

  ところで、内子で今も1軒だけ残っている和ろうそくの店「大森商店」が、なんと今日はお休みだったのでした。。。よく調べていかなかったのがいけなかったんだけど、上芳我邸の受付の人に聞いてみたら、この辺りで大森商店の和ろうそくを扱っているのは、本店以外は内子駅の近くにある、燭台工房くらいという話。大森の和ろうそくに合わせてご主人がひとつひとつ作っておられるとのこと。というわけで行ってみることに。

 工房にはご主人はいなかったけど、家の方がいろいろ見せてくださった。そこへ続々とお友達が。なんとこれから「絵手紙教室」を開くのだそうで。「まぁまぁ、何もないけどまずはお冷でも」いろいろ話を聞くと、週1回、5〜6人の仲間で絵を描いて、その後コーヒーとケーキでおしゃべりするのが楽しみなのだそう。それから、夕方にはテレビ局が工房の取材にくるそうで。お笑いタレントが来るらしいというのだけど、名前は確認できず。

 ろうそくの太さによって様々なデザインの燭台がある。予算の都合もあって(^^;;)中細用のを購入。

 さて、内子から帰ってきてからまたMちゃんと待ち合わせ。夕方以降のお休みがとれたというので、今日は呑むぞー!(笑)
 しかし呑むにはまだ早い時間だったので、Mちゃんの行き付けの夕日スポットへ行くことに。

 もう、言葉はいらないです。しばし、見とれる。
 さて、日も暮れたのでそろそろ呑みますか(笑)。というわけで、地ビールと地元の味で乾杯!
 ケルシュ、アルト、スタウトの中ではケルシュがさっぱりして食事向きかなぁ。今治の鳥料理「せんざんき」(唐揚げというより、竜田揚げっぽい)と「じゃこ天」を味わう♪

 ちょっと高いお店だったので場所を変えることにして、改めて別のお店で乾杯(^^;;;)。ここでは地ビールのほか、酢だこと“炊き込みご飯”の鯛めしを賞味♪ 私は“贅沢卵かけご飯”のほうが気に入ったな。

 Mちゃんとはこの日でお別れ。同い年なこともあって、ずいぶんいろいろ話し込んだなぁ。楽しかったよ〜!アリガトウ!またねーっ!!

 この民宿(ホテルだってば)には一応門限がある。なんとか帰ってきて、家族風呂が空いていたので入った…のはいいんだけど、消えてた電気をつけたら、奥のほうに白い物体がぼうっと。
 何かと思ったら、高さ50cmくらいのミロのヴィーナスなんだよー。脱衣場からも洗い場からも見えるようになってるんだけど、コワイって!(泣笑) いちいち驚かされるな、この宿には(苦笑)。
 翌朝。朝食を終えてチェックアウトする。この周辺をまだ見てないので散策。
 『湯神社』という、温泉の神を奉った神社のあと、
◆伊佐爾波(いさにわ)神社◆
  湯神社もそうだったけど、朝から暑い中で急な石段はコタエル…。

 この後徒歩10分くらいの石手寺、帰りがけに子規記念博物館を見学。

dogo-onsen  あまりにも汗だくなので、ここらでひとっ風呂浴びたい。というわけで、
◆道後温泉本館◆
 まだ入っていなかったので、帰る前に是非入っておかねば。

 昔の銭湯、ですね。お風呂から上がると座敷でひとやすみ。汗がひいたら着替えて、皇室専用に作られた『又新殿』を見学。まだどの宿にも内風呂がなかった頃のお話。入り口も一般とは別に作られていました。

 さて、もう帰らなくては。オミヤゲ類を手配して、空港へ。
 もう2泊くらいすれば大洲や今治にも足を伸ばせたかな〜。いや、次は是非香川県から入って、うどん三昧した後四国横断よ!(笑)

◇四国TOP◇

◇めにゅー◇

◇ほーむ◇