2004 カナダへの旅 (2004/4/28〜5/4)

+++ Calgary → Vancouver +++

文責:エマ




ずーっと山・雲・山・雲  カルガリー出発の朝、すんなりチェックアウトしてシャトルバスを待っていたのだけど全然来ない。遅れてるのかと思ったけど、ホテルの人に聞いてもらったら、電話しないとPick Upには来ないと言うじゃないの!
 いや、空港で往復チケット買うとき、帰りの時間を訊かれたし、確認したら「これが予約だ」と言われたんだけどなぁ?? まぁとにかく、次のバスに間に合うよう電話してもらったのでひと安心。←これ、ハプニング“2”ですね(^^;;

 空港到着が当初予定より30分ほど遅れて出発1時間前と、国内線ならまぁまぁの時間だったとはいえ、満席だったらしく、私の席はギリギリまで決まらなかったですね。長時間じゃないからどこでもいいと思ってたけど、思いがけず窓側に座れたので、雲間から見える雪の残る山並みを眺めて過ごしました。

 バンクーバーに到着。時差が1時間あるので現地時間に時計を合わせ、Airporterでダウンタウンへ。ホテルでは時間にならないとチェックインさせてくれないというので、荷物を預かってもらい、そのまま路線バスでバンデューセン植物園へ。
◆Van Dusen Botanical Gardens◆

 曇っていた空が次第に晴れてきて、今日も日差しが強そう(^^;; もう紫外線は十分浴びてるのに〜。園内にはしゃくなげ、つつじ、フジ、チューリップ、タンポポなどなど、すべてとはいかないまでも季節の花が咲き乱れておりました。カナダの象徴・カエデももちろんあります。園内をゆっくり1周するには2時間もあれば十分かな? 園の中にはショップやレストラン、無料ガイドツアー(英語のみ)もあります。紙のパンフレットは英語のほか、入り口付近に日本語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語などがありました。

バンデューセン植物園 バンデューセン植物園 バンデューセン植物園 バンデューセン植物園 バンデューセン植物園 バンデューセン植物園


 1時間30分くらい滞在し、再びバスでダウンタウンへ。
 この時は植物園にゆっくり滞在したのでできなかったけど、90分以内なら方向に関係なく電車とバスが乗り換え可能です。植物園に行く前に、デイパス($ 8)とシングルチケット($ 2)どちらにしようか迷ったけど、今日はこれ以上乗り物に乗る予定もなかったのでシングル(往復$ 4)で正解だったかも。

 ホテルに戻ってみたら団体客のチェックインと重なってしまい、エレベーターに乗るために行列ができている。フロントからエレベーターへ行く通路が狭いのと、エレベーターが2〜3人が荷物持って乗ったらもういっぱい、というほど小さいものが2台しかなかったからなんですね。しばらく待ってやっと部屋に入ったら、今回の旅ではいちばん狭い部屋で、窓の外も眺めをどうのというレベルではなかったけど、寝るだけだから問題なし! いや、しかし、今回の旅で1泊あたりの宿泊代はここが一番高いのは問題アリよね。やはり5月に入ってから観光地に泊まるのはキツイ(^^;

 荷物を下ろして安心したいところだったけど、予定以上にフィルムを消耗し、今日使う分が足りないことを思い出した! 植物園にいる時に電池も交換したけど、思った以上に消耗が早い。デジカメが壊れたことで銀塩カメラ1本になった影響がここにも(泣)。顔を洗ってしばし休憩してから買出しに。歩いて5分くらいのところに大きいマーケットがあるので、探していたものはなんとか買えてホッ。当初はスタジアムに近いギャスタウンや中華街でも散策しようと思っていたけど、チェックインでずいぶん時間がかかったり、買い物に行ったりしたのもあって時間が中途半端なのでパス。荷物を詰めなおしてGM Placeへ!

 時間は一気にショー終了後へ(笑)。Pさん、Maさんと名残り惜しく別れた後ホテルに戻ってお風呂に入り、翌日の出発に備え荷造り開始。夕食はスタジアムがあまりに混んでて結局食べず仕舞いだったので(ここのピザが結構気に入っていたのだけどねぇ…)、例によってベーグル持っていた(一体どれだけ持ってたんだ??)のでそれと会場でもらったムースと、お湯を沸かして日本から持ってきていた高麗人参エキス入りミルクティー(なんじゃそりゃ)を荷物減らしも兼ねて消費(まぁ時間も時間なので量としてもこんなものかと)。翌朝使うものと着替えだけを残し、目覚ましを電話、手持ち、部屋置きの3つにセットして就寝〜。

 それにしても、今日のチェックインの様子からして、チェックアウトも結構時間がかかりそう。ホテルのテレビ画面や電話を操作してExpress Check Outができるホテルもありますが、この部屋、テレビ画面では「リモコンの黄色いメニューボタンを押してね〜」と言うわりに、肝心のリモコンにそのボタンがないのよ!(爆) 部屋にあるのはごくフツウのテレビリモコン。まぁとにかくフロントに行って手続きするほかないということですね。昼過ぎの国際線だから、10時頃に空港に着くバスがちょうどいいかな? とすると、バスの時間から考えて8時すぎにはフロントに行きたいところだわ。

 翌朝。ふと目が覚め、なんとなく空気が暖かいことに気がつく。時計を見ると…10時38分! ね、寝過ごしたーっ!!(泣)

 飛び起きて顔を洗い、着替えて預け入れ荷物に入れてた帽子を寝癖隠し(爆)にぐいっとかぶり、残りの荷物を詰めてロビーに下りたのが10分後。案の定フロントには列ができててここでも10分。次の空港バスがもうすぐ来るはずだけど、それに乗ったら空港着はどんなに早くても出発1時間20分前。

 ダメだ。タクシーを呼んでもらい、すぐ来たのでそれに乗って、空港まで飛ばしてもらう。おかげで空港に着いたのは出発2時間弱前。幸いチェックインカウンターも思ったほどには並んでいなかったのでまずまず。税金還付手続き(レシートにハンコもらう)に並ぶこともできました。ここが一番待ち時間かかったかも。
 ここに来たら毎回立ち寄る本屋もちょっとだけ覗いてみたけど、今回はめぼしいものはなし。そのまま出国手続き&セキュリティに移動。ここは結構な行列ができていたけど、セキュリティを通るのもこの旅で成田、バンクーバー(国内線)、エドモントン、カルガリー、再びバンクーバー(国際線)と5回目! さすがに慣れたので、荷物の出し入れもスイスイいけました。
 出発エリアに出たら離陸30分前。うーん、やっぱりタクシー飛ばしてきて正解でしたね。還付手続きをあきらめたとしても、空港バスで遅く到着していたら、かなり厳しかったろうと思うもの。空港バス往復チケットの片道分とタクシー代が余分な出費だったけど、予定のフライトに間に合わなかったらもっと実害大きくなるものね〜(^^;;。
 ちなみに空港バスの往復チケットは1年間有効なので、1年以内に再びバンクーバーに来て、同じ場所から乗れば片道分も使えないことはないです、理論上は。…でもその前に感熱紙の文字が消えてそうな気がしますが。

 まだ朝食を食べてなかったけど、とにかくコーヒーが飲みたかったので売店へ。Grandeサイズのラテを買い(ダウンタウンに山ほどある某チェーン店ですね^^;;)、免税を遠巻きに見てみるものの、欲しいものは見つからず。搭乗口でコーヒーを飲み終わる頃に搭乗開始。後で見たら、座席はいくらか空席がありました。…もしかしてバスで来たとしても間に合って乗れたかも? …いやいやいや、それはやっぱり危険(爆)。とにかく、航空会社から「ピーク時出発は混雑するから、3時間前には空港に着いているように!」と言われるのは安心&定時出発のためではあるけど、2時間前に到着するのでも大丈夫なんだということがわかりました(^^;; もちろんお勧めはしませんが)

 機内では、まず、体調悪くて滞在中ほとんど飲めなかったビールを注文。ふーっ、喉にしみるなぁ〜。数時間前のドタバタが嘘のようだわ(爆)。安心して飲むとなんておいしいんでしょ(笑)。

 この1週間の旅を思い起こせば、CSOIを3公演観るために、その都度宿を替わり、荷物を詰めてセキュリティチェックを受け、の繰り返しでした。1箇所滞在、あるいは国内移動で飛行機を使わなければ最低2回で済んだところですよね(笑)。どうしてもだんだん荷物が増えていくので、しょっちゅう荷造りして、慌しかったです。なるべく手荷物を増やしたくないけどフィルムやカメラ、レンズはそうもいかないので、せめてもと壊れたデジカメは会場でもらったタオルで巻いて、服の間に挟んで預け入れ荷物に入れちゃいました(笑)。

 セキュリティチェックは、9.11直後のバンクーバー行きと比べるとむしろ厳しくない気がしました。 最初のチェックインの時に3つ質問されるのですが(定番ですね)、エドモントンからカルガリーに行く時、ものすごい早口で訊かれたもののなぜか聞き取れて(奇跡だ)「Yes,Yes,No」でクリア。カルガリーとバンクーバーではちょっとでも間を置くとすぐ各国語で書かれたものを出してきてくれるので、それはそれで旅の楽しみ半減というか(笑)。それだけ外国人の数が違うということなんでしょうね。カルガリーのセキュリティなんて、「金属機器をかばんから出して」と説明してきた係官さんから「Camera、Computer、ケイタイ?」と言われる始末。英語で聞かれると思ってるところに急に日本語で言われると、かえって何のことやら(^^;; 一瞬、考えちゃいましたよ〜。

 アメリカと違って靴を脱ぐことは一度もなかったし、金属探知機を鳴らすこともなかったし、ボディチェックも一度もされることはなかったです(バンクーバーで国内線に乗る時、私のひとつ前の男性はされていたので、私はたまたまされなかっただけでしょうけどね)。

 カメラなどの電子機器類はかばんから出してX-Rayを通した後、さらに棒型探知機みたいなので念入りにチェックしてましたが、レンズはかばんから出さなくていいと言われる場合もあったし、フィルムも「これフィルムねー」と言って袋を渡すと、X-Ray通さずにチェックしてくれた場合もあれば「大丈夫大丈夫!」と言ってX-Rayに通す場合もあり、対応にバラつきあり。今回はISO800が一番感度が高かったのだけど、何回かX-Ray通されたにも関わらず、特にカブリは出てなかったです。

 エドモントン、カルガリー、バンフ、バンクーバーとだんだん街に日本人が増えていき、日本語を耳にする機会も増えていきました(そもそもエドモントンは歩いてるヒト自体が少なかったけど^^;

 飛行機といえば機内食に映画ですが(笑)。行きではサーモンとオムレツ、帰りはサーモンとチキンを選択。それぞれ選ぶ相方はビーフ、おかゆ(カタカナで書きたい気持ちだ)、チキン、シーフードだったかな?? 国内線のほうでは、搭乗3回それぞれ1時間から1時間30分ほどのフライトだったけど飲み物とスナックまたはケーキバーやパウンドケーキなどが出ました。
 エドモントンかカルガリーからの便だったと記憶してますが、「Orange? Apple? Coffee?」と訊かれたので(ワゴンの上にはこれらのほかに水や紅茶ボトルなどが見えている)何があるか訊き返したら、飲みたかったクランベリージュースがなかったので「オレンジ」と頼んだら「えー、オレンジ、初めに言ったじゃん!」と言われてしまいました(笑/もちろん冗談交じりにでしたよ)。ご、ごめんね〜(^^;;;
 日本の航空会社なら絶対こんな反応ないですよね? 面白いなぁ、外国便。こういうラフさって嫌いじゃないです。

 映画は国際線の行きも帰りも3本ずつ上映されてましたが、ワタクシ乗り物に乗るとすぐ眠くなる性質なので(笑)、1本とまともに観てはおりません。あまり興味をそそられるものが上映されなかったのもありますが。ただ、Toronto空港の第1ターミナルが新しくなったというイメージビデオが繰り返し放映されたので、それは食い入るように見てました(笑)。日本からの直行便などが停まるビルですね。シートポケットの冊子についてる路線図とか、こういうものを見ているとまたすぐ出かけたくなります。

 帰りの飛行機は、離陸時には予定より早く到着するという話だったけど、行きと同様上空でかなり揺れる場所があったほか、日本に近づくと全国的に荒れ模様だったせいで着陸態勢に入ってから上下左右にぐらぐら揺れ、時折浮くような感覚もあってどきどきしましたね〜。外を見ると黄砂のように黄土色の風が吹いてて視界が良くない。でも、1回でなんとか無事着陸できました。中には着陸しなおしたり、他の空港に着陸変更になった場合もあったと後から知り、だいぶ揺れたけど無事に着陸できたのでよかったと思いました。飛行機から1歩踏み出すととたんに蒸し暑いのには辟易しましたが(^^;;

 こんな感じの、5泊7日の旅でした。今なら笑って話せるハプニング続きだったけど(ダメだ、デジカメは私、笑えないぞ!)、今までになく日本人と話す機会の多い旅でもありました。現地でお話した皆様、お世話になりました! おかげでリラックスした旅になりました。
 でも何より、CSOIを3公演も観れたので充実してました! 心残りは観光にあまり行けなかったのと、食べたものが質素すぎたことかな(爆)。体調悪いとこういう点でダメですね。やはり旅行も身体が資本と認識新たにするのは…2回目?(爆)




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