瀬戸内紀行 +++2日目+++

(2005/9/9 広島県福山市  文責:エマ)


鞆の浦の看板  翌日。
 チェックアウトしたホテルに荷物を預かってもらい、駅前からバスで30分くらいで鞆の浦へ。
 かつて潮待ちの港として栄えた鞆の浦は、日本で最初に国定公園に指定された中のひとつ、瀬戸内海国立公園を構成する景勝地です。
 浦というくらいなのでもちろん海は目の前。
 遊覧船で島に渡ってみたものの、太陽光線が強すぎるのか何なのか思うようなシャッターチャンスにピンとこなかったので、次の船で戻ってしまいました(爆)。
鞆の浦の町並み鞆の浦の町並み
鞆の浦の町並み鞆の浦の町並み
鞆の浦
鞆の浦の路地
鞆の浦
 本土に戻ってからは、古い町並みを散策。
 海に反射する太陽光と、上から照りつける太陽光とが強くて、あまり落ち着いた画作りはできなかったけれども、細い路地をうねうね歩き、海辺の町を堪能。

 鞆の浦ガイドでは有名な「対潮楼」ですが、行ってみたら人がおらず閉まっている。
 運良く人が来たので聞いてみたら、「そんなはずないよー」とのことで和尚さんを呼んでくれたのですが、その和尚さん、パッチ姿(いわゆる上下の肌着)で境内で網の修理をしておられたようです。
 私のために急いでお寺を空けてくれたのはいいのですが、雨戸をさっきの島が見える一方向しか開けてくれないんですよね(^^;;
 でも「ご自由に見てってちょうだい」と腰を曲げてようやく開けてくれたような状態なもので、勝手に開けるのもどうかと思い、とりあえず展示物をいろいろ見ていると、さっき入ってきた入り口付近に“お土産コーナー”が。ガラスケースのすすけ具合が泣かせる。
 テレビや雑誌の取材とはずいぶん違う風景ながら(笑)こんなひなびた感じも味わい深いといいますか。
 もう出ようと思うのだけど、あちこちつけていってくれた電気をつけっぱなしというわけにもいかないかと思っていたら、観光客が入ってきたので、私はそのまま出てきました(^^;;。

 路地歩きを楽しみつつ、「太田家住宅」「いろは丸展示館(坂本竜馬『いろは丸事件』に関わる物が展示されている。本土に上がった竜馬の“隠し部屋”再現など)」「沼名前(ぬなくま)神社(境内に能舞台がある。なぜか猫だらけ。)」「鞆の浦歴史民俗資料館(高台で見晴らし良し)」などなど、足の赴くまま回りました。

 出発前、ちょうどテレビで「いろは丸調査」というのかな、沈没場所の海底捜査で「竜馬のお宝が発見されるか?」みたいな話題になってたので、出かける前に「竜馬のお宝探してきまーす」と書き残して出かけたのでした(筆者は旅に出かける際、ブログにその場所の名産名物名勝などからヒントを書き残して出かけています。)。実際それがメインではなかったんだけど(笑)、当時は旬の話題だったということで。

 お土産には、薬酒「保命酒」を購入。身体にいいんだろうけど、甘いので普通の感覚ではなく、毎日ちびちび飲むものですね(^^;;

 「いろは丸展示館」近くの常夜燈など、日暮れの時間帯に来たらまた違った雰囲気だったでしょうね〜。それも心惹かれたけれど、もっと心惹かれるものがこの後に控えているので、福山駅前に戻ります!
福山駅前  駅前に戻ってから駅ビルの中で魚定食でお昼に。
 その日入った魚によって違うというので、さすが海辺、たしかに魚は美味しかった!
 太陽が強かったので、体力消耗した身体にはちょうどいい。

 さて、この後は瀬戸内海越えが待っています。いよいよ愛媛県入り。
 前々日あたりから友人とメールのやり取りをして待ち合わせ場所を調整していたんだけれども、数日前に接近した台風の影響が残っていて、当初の集合場所は危険区域になっているということで止めて、新しい集合場所は当日まで決まらない状態でした。
 新しい集合場所といってもこれも天候次第で、候補地ふたつは行き先の違うバスなので、どちらでも大丈夫なように待機してたら、なんとかお天気大丈夫そうなので、「しまなみライナー」に乗ることに。
 昨日確認したバス停の近くには金券ショップがあって、福山〜今治間の「しまなみライナー」券、終点まで乗るなら実はこちらで買ったほうが200円ばかり安いのだ(笑)。同じバス停から出る福山〜松山間の「キララエクスプレス」の割引券は扱ってないとのこと。外に券売機があって24時間購入できるので便利ですね。
 券を買った後、実は服を買ってました(笑)。思った以上に暑くて着替えが必要と思ったのと、この後バスの時間までどこへ行くにも中途半端だったので。
 ホテルに戻って荷物を受け取り、バス停周辺でしばし待って(座席指定ではない)乗車。
 「しまなみライナー」というだけに、途中途中で島のバス停に降りてきて停まるんだけど、途中少し寝てしまい、迎えに来てくれる友人からのメールに気が付いたら、「雨が降ってる!」とのこと。
 「え〜、こっち晴れてるよ〜(笑)」なんてメール返信してたら、島のトンネルひとつ抜けたところでいきなり降ってきた!(爆)
 場合によっては終点の今治まで乗ることにしていたものの、友人ももう橋を渡ってきてくれているということで、予定どおり吉海支所前で下車(ちなみに金券ショップで買っても正規で買ってもここまでなら値段一緒です)、1年ぶりの再会は雨模様でした(笑)。

夕焼け編へ続く

瀬戸内紀行 TOP

◆◆◆四国TOP◆◆◆

テキストや画像の無断コピー無断使用はお断りいたします